EAを入れたのに動かない。動いても、その設定が合っているのか分からない。MT5のデモ口座でこの状態を放置すると、注文が出ない原因と「まだ条件が来ていないだけ」の区別がつきません。
あなたが確認すべきなのは、EAファイルを置けたかだけではありません。口座方式、銘柄名、時間足、アルゴリズム取引、パラメータ、ログまでを一つずつそろえる必要があります。この記事では、GOLD M15専用EA「GEAR 71」を例に、デモ稼働までの設定と観察項目を順番に整理します。
まず確認するMT5デモ口座の条件#
GEAR 71では、XMのJPY建て・ヘッジ方式デモ口座を用意します。チャートの銘柄名は正確にGOLD、時間足はM15です。似た名称の銘柄や別の時間足へ適用しても、製品の前提条件と一致しません。
デモ口座は、他EA・手動ポジション・未決済注文のない専用口座にしてください。注文や損益が混ざると、GEAR 71が出した注文と別の取引を切り分けにくくなります。GEAR 71の注文を識別する標準マジックナンバーは710071ですが、専用口座なら保有数や口座全体の動きも追いやすくなります。
配布物を受け取ったら、GEAR71.ex5のSHA-256ハッシュとSHA256SUMS.txtも比較します。ファイルが変更されていないと確認してから、MT5へ入れてください。
口座条件がそろったら、次はEAを正しいチャートへ適用します。
MT5へEAを設定する手順#
設定は次の順番で進めます。
GEAR71.ex5をMT5のExpertsへ配置する- XMのJPY建て・ヘッジ方式デモ口座へ接続する
- 銘柄名が
GOLDであることを確認する GOLDのM15チャートを開く- GEAR 71をチャートへ適用する
- アルゴリズム取引を許可する
- 入力値を標準パラメータのまま確認する
- 他EA、手動ポジション、未決済注文がない状態で稼働を始める
標準の基準ロットは0.01 lot、0.01ロットあたりの基準証拠金は1,000,000円です。1ポジションの損失上限率は、内部基準残高200,000円に対して10%、標準では約20,000円を上限にします。口座全体は、運用中のエクイティ高値から80%低下すると全停止します。許容スリッページの標準値は30 pointsです。
基準ロットと基準証拠金は変更できますが、最初のデモ確認では触りません。ロット変更は利益だけでなく損失幅にも影響します。まず標準状態を観察すれば、設定ミスと変更値の影響を分けて判断できます。
入力を終えたら、稼働開始前のチェックリストで抜けを潰してください。
コピーして使える設定チェックリスト#
以下をメモへコピーし、確認できた項目へチェックを入れてください。
- [ ] XMのJPY建て・ヘッジ方式デモ口座を用意した
- [ ] 他EA・手動ポジション・未決済注文がない専用口座を使う
- [ ] 銘柄名が正確に
GOLDになっている - [ ] 時間足を
M15にした - [ ]
GEAR71.ex5をExpertsへ配置した - [ ] SHA-256ハッシュを
SHA256SUMS.txtと照合した - [ ] アルゴリズム取引を許可した
- [ ] 基準ロットが
0.01 lotになっている - [ ] 0.01ロットあたりの基準証拠金が
1,000,000円になっている - [ ] マジックナンバー
710071を確認した - [ ] 稼働後にスプレッド・注文拒否・ログ・保有数を確認する
GEAR 71はGOLD M15の新しい値動きを監視し、日足と15分足の状態を分類して、71の売買経路から候補を選びます。この71経路は、2020年1月1日から2026年7月17日までのXMバックテストで実際に注文を出した重複しない経路です。発注実績のない経路は数えていません。GEAR 71の仕様と検証条件を確認することで、デモで見るべき挙動を先に把握できます。
チェックを終えた後は、注文の有無だけで合否を決めず、ログと口座状態を観察します。
デモ稼働中に見る項目と損失回避#
GEAR 71は、スプレッド、証拠金、保有状況、安全条件を確認してから注文します。週末・月末・年末年始・登録済み危険日の制御も行うため、稼働直後に注文が出ないだけでは異常と断定できません。あなたはスプレッド、注文拒否、ログ、保有数を確認し、EAが稼働条件を満たしているかを追います。
複数ポジションを持つ場合もあります。標準バックテストでは最大6ポジションを実測しています。ただし、GEAR 71は価格の逆行を理由に同じ方向へ追加するナンピンや、ロットを倍増するマーチンを行いません。各追加は独立シグナル、または含み益方向の条件成立時に発生します。「複数保有だから設定ミス」と決めつけず、マジックナンバーとログを照合してください。
確認せずにロットを上げると、ドローダウンも拡大します。XMTrading、GOLD M15、2022年1月3日〜2026年7月17日、100%リアルティック、初期証拠金1,000,000円の比較では、基準ロット0.01の内部最大DDは158,616円、0.05では793,077円でした。0.05は80%停止水準まで6,923円です。これはバックテスト結果であり、将来の損益を保証しません。
デモで正常稼働を確認できたら、最後に実口座へ移す条件を決めます。
実口座へ移す前の判断基準#
GEAR 71の標準バックテストは、XM、GOLD M15、2020年1月1日〜2026年7月17日、初期証拠金1,000,000円、基準ロット0.01、MT5ヒストリー品質36%リアルティックという条件で5,408回を取引し、PFは1.7239、最大エクイティDDは158,616円でした。別の100%リアルティック区間では、2024年1月1日〜2026年7月17日の発注評価で2,240回を取引し、PFは1.8070です。
研究記録には、2026年7月24日時点で226の番号付き研究世代、224本のMT5 HTMLレポート、85のMT5試験プロファイル、51のモンテカルロ証拠が保存されています。最終取引列を使った100万経路のブロック・モンテカルロでは、初期証拠金1,000,000円で破綻率0%、初期証拠金を超えるDD 0%、DD停止到達率0%でした。ただし、この検証は未知の相場、価格ギャップ、通信障害、ブローカー破綻を再現しません。
実口座へ移す判断は、デモ口座で設定と稼働を確認し、実口座では最小ロットから始めることです。VPSや通信回線の維持、入出金、ブローカー選定はEAが自動化しません。GEAR 71の前提条件を確認し、デモ口座の準備を今すぐ始める。
最後に、設定時によく検索される疑問をFAQで確認してください。